先日、劇団KURITAカンパニー公演「べっかんこ鬼」という演劇を観てきました。
正直いうと演劇に全く興味がない私。
でぃがでぃなエチゴのサムジーこと斉藤勇さんがシタールの演奏で、タブラ仲間のみっちーが衣装協力で参加するということで、演奏と衣装を見るついでに演劇も見てみるか!という腹づもりで見に行きました。
そんなこんなで見はじめた演劇でしたが、
俳優さんの演技、一つの音で世界を別世界に変えてしまう音楽、舞台のためにつくられた衣装たちが作り出す世界を見ていると、
人間ってこんなこともできるのか人間すげーなという感動がふつふつと湧き上がってくるようでした。
しかし、同時に「べっかんこ鬼」は、先入観に囚われる人間の愚かさ、縁によってはどんなことでもしでかしてしまう遇縁存在としての人間の悲しさみたいなことも表現されていたように思いました。
「鬼っていったいなんだろう」と俳優さんたちが歌っていたのが印象深かったのですが、
私には「人間っていったいなんだろう」と聞こえたり聞こえなかったり。