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いよいよ阿弥陀経がとかれます

【原文】

如是我聞 一時仏 在舎衛国 祇樹給孤独園 与大比丘衆 千二百五十人倶

にょぜかもん いちじぶつ ざいしゃえいこく ぎじゅぎっこどくおん よだいびくしゅう せんにひゃくごじゅうにんく

 

【意訳】

わたくし(阿難)は、ブッダよりつぎのようなことを聞かせていただきました。それはブッダが舎衛国の祇園精舎においでになり、弟子たち1250と人々と一緒にいられた時のこと。

 

【くわしく】

経典は「序文」(序説)「正宗文」(そのお経の本論)「流通文」(のちの人に勧める部分)の3つにわけられます。今日書いたところは、阿弥陀経の「序文」の部分にあたります。

説法の場所は、舎衛国の祇樹給孤独園。ここは祇園精舎とも言われます。京都の祇園や、『平家物語』の祇園精舎はここに由来するそうです。ここで1250人のお弟子さんの前で、ブッダが阿弥陀経を説きはじめられます。