人に迷惑をかけてはいけないー。
わたしたちの世界の"常識"です。
しかし、仏の智慧の光に照らされ教えられてくる"本当の私"の姿は、
迷惑をかけねば生きていけない私という存在であったー。
という姿です。
小学6年生の山崎まどかさんという方が、そのことを言葉にしてくださってます。
「人間は生きるために、にわとりも殺さなくちゃいけないし、豚も殺さなくちゃいけない。
生きるってことは、ずいぶん迷惑をかけることなんだな。
自分で自分のことが全部できたら、ひとりぼっちになってしまう。
他人に迷惑をかけることは、その人とつながりをもつことなんだ。
生きるってことは、たくさんのいのちとつながりをもつことなんだ。
お乳をやった私に、温かい体をおしつけてきた子牛をみて、私は思った。」
私だけが迷惑をかけているのではありません。誰もが迷惑をかけながら、つながりながら、生かされている存在なのでした。
大丈夫生きていけるよ。
生きていていいんだよ。
という智慧の光=南無阿弥陀仏を聞いていきましょう。
ろうそくの灯りは、智慧の光を表わしています。
智慧の光ー南無阿弥陀仏を灯(ともしび)として歩んで欲しい。わたしたちはそう願われています。