マンゴーをいただきました

昨日今日と立て続けにマンゴーをいただいてしまいました。なんともゴージャスです。


ちなみに、赤いのが沖縄産で、黄色いのがパキスタン産です。

マンゴーといえば、大般涅槃経というお経の中に、お釈迦さまが、アンバパーリーさんという女性からマンゴー園を寄進されたというお話がでてきます。
 
ザックリあらすじを説明しますと、お釈迦さまの教えを聞き、心から満足したアンバパーリーさんは、翌朝の朝食を私の家でお召し上がりくださいと、お釈迦さまとお弟子さん達を招待します。
お釈迦さまは沈黙をもってそれに同意されました。
 
はやく家に帰って朝食の準備をしなきゃと帰路を急ぐアンバパーリーさんの馬車と、これからお釈迦さまを食事に招待しようと急ぐ貴族の青年たちの馬車が衝突してしまいます。
 
アンバパーリーさんがお釈迦さまちを朝食に招待したことを知った貴族の青年たちは、アンバパーリーさんに、その招待を、いくらでもお金を払うから譲ってくれないかと提案しますが、アンバパーリーさんは頑として受け付けません。
 
あきらめられない貴族の青年たちは、お釈迦さまのところへ行き、我々の招待を受けて欲しいとお願いしますが、お釈迦さまは、私はすでにアンバパーリーの招待を受けると約束しましたから。とお答えなになるばかりでした。
 
貴族の青年たちは悔しがって帰っていったそうです。
 
翌朝はやく、お釈迦さまたちはアンバパーリーさんの食事の接待を受け、食事が終わると、アンバパーリーさんは、マンゴー園を寄進したいと申し出ます。そしてお釈迦さまはその申し出を受けたのでした。
 
というお話です。本当にザックリでした。
 
このお話は、仏教の平等感、価値観を示すものだと言われています。当時の時代背景と照らして読むと、そう言われる意味が味わえてきます。
 
そんなことも味わいつつ、マンゴーいただきます。